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  愚者のたわごと 第24回
 
平成13年9月発行
 
 日本人の平均寿命は、男性77・64歳、女性84・62歳、日本は世界一の長寿国となっていますが、これは同時に、高齢化がますます進み、老人の福祉対策が一層強く求められる時代に突入したことを意味しています。

 いつまでも長命でありたい、とは誰しも願うところであります。しかし、生ある限り死は必然す。人間が如何に医学を発達させても、不老不死を手に入れることはできないでしょう。

 紀元前に中国最大の帝国を樹立した秦の始皇帝は、絶世の権力をもって不老不死たらんことを願い、徐福をして総勢2千人の善男・善女・童子を乗せた大船団を組み、不老不死の霊薬を求めて東海の蓬莱山へ出帆させました。

 しかし徐福は遂に帰らず、始皇帝は不老不死の霊薬を手にできないまま、空しく49歳でこの世を去っていったのでした。 「この世をばわが世とぞ思う望月の・・・」と詠い、藤原一門最高の栄耀栄華を誇った太政大臣藤原道長もまた、不老不死は叶わずと思ったのだろうか、せめて極楽浄土へ旅立ちたいと、病の床から自分の手とみ仏の手を五色の布で結んでその願いを託し、62歳の生涯を閉じたといいます。果たして極楽浄土に彼が辿り着いたかどうか、冥土からの彼の便りもなく、今もって知る人はありません。

 思うに人と生れ、人としてこの世に生れた限り、何人もいつかは必ずその生涯を閉じるのです。そして死は厳粛であります。したがってその弔いはまた真摯でなければなりません。

 さて、弔いといえば、葬儀万般、いろいろ気を使うものです。セパレートされた部屋の多いマンション住宅では自宅で告別式を行うのは大変です。ことに車社会の今日は、人が沢山集まる通夜、告別式の参列者用駐車場の確保は農山村部や市街中心地では最も頭の痛いところです。したがって私営、公営を問わず葬儀場の利用が増えています。この傾向は今後とも強まるでしょう。

 ところが桜井市の市営斎場は、生涯の最後の儀式を厳粛に行うには、あまりにも旧態依然としており、殺風景で、その上、駐車スペースが少なく、橿原市の市営斎場と比較すると実にお粗末な限りです。他市に学び、桜井市は近代的な市営葬儀場の建設を早急に断行すべきでありましょう。

 しかし、折からの小泉行革で資金手当てが困難だというのであれば、現在の市営斎場を直ちに改造し、市民のニーズに応えるべきであります。改造のポイントは、

@ 休憩所の北側の池を埋め立てるか、または陸棚を作り駐車場を拡張する。
A 火葬場裏の山地を買収し百台以上の駐車場を増設する。
B 進入路の対面通行を円滑にするため道路の拡幅または避難場所を設ける。
C 斎場と休憩所を一体化する。 などである。

 これらは、市民の要望をまとめたものであり、市は誠実に対策を講じ応えるべきでありましょう。
 
  芝 房治
(日本文化の源流
 桜井を展く会幹事長)
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